卑弥呼の墓 発掘プロジェクトを推進しています。福井県に現存する「卑弥呼の墓」丸山古墳の発掘です。
9月度の定例議会に合わせて、福井県議会および福井市議会へ、三回目となる陳情書を提出しましたので、内容を紹介します。
これまでの進捗状況です。
2020年1月
プロジェクトの立ち上げ
2020年2月
一回目の陳情書提出
2020年5月
二回目の陳情書提出 (ご協力ありがとうございました)
前回の陳情書提出が実質的なスタート地点でしたので、そこから本腰を入れて、全力を挙げて実行して来ました。
ところが、いきなりトンデモナイ事になってしまいました。
この動画では、情けない現状についての状況説明から入ります。
まず、2020年5月の二回目の陳情書を提出してから、最も痛切に感じたのは、邪馬台国越前説の認知度の低さでした。
その当時は、Googleで「邪馬台国」と検索すると、私のホームページが、ウィキペデイアに次いで二番目に表示されるという、実質的に最上位に位置していました。その為、全国的な認知度はかなり高くなったものと、すっかり勘違いし、過大評価してしまいました。
また、YouTube動画の再生回数も順調に伸びていた事も一因でした。少なくとも、邪馬台国の地元・福井県での認知度は相当高いものとばかり思い込んでいたのです。
ところが前回、福井県議会、および福井市議会への陳情書提出を、インターネットを通じて大々的に公開したところ、予想に反して、反響はあまりにもショボいものでした。自分の力の無さを痛感しました。
なお、ご協力いただきました皆様には、あらためてお礼申し上げます。
認知度向上の為に、2020年5月からYouTube動画の新作公開頻度を、一気に加速させました。YouTubeのアルゴリズムは、新作投稿回数が多いほど、表示回数が増え再生回数も増えるというのが定石だからです。上手く行けば、再生回数のオーバーシュートが起こって、人気チャンネルの仲間入りを果たせるかも、という淡い期待もありました。
具体的には、2020年4月までは7日に1本のペースで新作を公開していましたが、5月からは2日に1本のペースへと急増させました。3.5倍もの新作投稿回数のペースアップです。それだけの労力を費やしたわけですので、それなりの結果も期待していました。3.5倍、あるいは、それ以上に再生回数を増やせるのではないかと。
また、人気チャンネルの指標となる「チャンネル登録者数」も、歩調を合わせて増えるだろうと期待していました。
結果はどうなったと思いますか?
(涙)
動画再生回数、2分の1。チャンネル登録者数の増加率、3分の1。
3.5倍の労力を費やして、結果が2分の1。という事は、労力対効果は、7分の1だったという事です。
また、Google検索で第二位だった順位は極端に落ち込み、今や「圏外」となっています。つまり、「邪馬台国」と検索しても、誰も私のホームページには辿り着けなくなってしまったのです。おそらく、頻繁にページの更新をした為に、「スパム」と見なされ、排除されてしまったのでしょう。
「何もやらない方が良かったのか?」。途方に暮れています。
発掘調査というゴールへ向かってスタートを切ったものの、前へ進むどころか、思い切り後ろへ進んでしまったという事です。
現在は、どうすればスタート地点まで戻れるのか。そんな事を試行錯誤しています。何とも情けない状況です。
という事で、状況は厳しいですが、立ち止まる訳には行きませんので、今回も陳情書を提出します。
論旨は、自治体による古墳の発掘調査を、継体天皇のお墓を例に上げて説明しています。
では、内容を読み上げます。
丸山古墳の発掘調査に関する陳情
丸山古墳の発掘調査の許可に関し、福井県のご協力を頂きますよう陳情いたします。
1.発掘許可
県の発掘許可、地権者である福井市の発掘の同意
2.福井県教育庁埋蔵文化財調査センターの協力
発掘計画の監修、発掘業者の選定、出土品の鑑定・保全管理、など
私たちは邪馬台国越前説を唱えています。そして丸山古墳を「卑弥呼の墓」と断定し、発掘計画を推進しています。
自治体が古墳の発掘調査を行った事例としては、大阪府高槻市の今城塚古墳があります。古代遺跡の中で、最も注目されているものの一つです。ここは奇跡的に宮内庁の指定を免れた陵墓で、高槻市によって大規模に調査されました。すでに多くの出土品が発見され、貴重な考古学資料となりました。また2020年からは、素粒子ミュオンという最先端技術を用いて古墳の内部構造撮影を行うプロジェクトにも取り組んでおられます。
なお現在は、古墳公園として高槻市民の憩いの場にもなっています。
この今城塚古墳は、ご存じのように継体天皇のお墓です。継体天皇の出身地での古代遺跡への関心は、高槻市とは比較にならないほど高いものでしょう。様々な発掘調査が行われているとお察しします。その中の一つとして、丸山古墳の発掘にも着手してみてはいかがでしょうか? あるいは、素粒子ミュオンによる古墳の非破壊検査という選択肢もあります。
奇しくも素粒子理論でノーベル物理学賞を受賞された故・南部陽一郎博士は、丸山古墳の近くにお住まいだったと伺っています。
古代遺跡が豊富な福井県にとって、邪馬台国などは眼中に無いのかも知れません。しかし私たちは、確固たる根拠をもって越前をその地と比定し、丸山古墳を卑弥呼の墓と比定しています。一度、ホームページをご覧いただければ幸いです。
卑弥呼の墓の発掘という、従来の枠にとらわれないチャレンジを応援して頂ける事を、要望いたします。
福井県議会議長 畑孝幸 様
令和2年8月7日
陳情書には、次のような書類を添付しました。
タイトルは福井の標準語で、「ほやで邪馬台国は福井にあったんやって」としました。
毎回、内容を変えて邪馬台国越前説の根拠を一つ一つ簡潔に示しています。
今回の内容は、継体天皇が出現する遥か昔から、越前の地に超強力な王族が存在していた事の証明です。
福井県永平寺町の二本松山古墳から出土した金の冠・銀の冠です。
これは、日本最古のものですので、九州や近畿地方に先駆けて、越前の地に古代国家が誕生していた事の立証になります。
今後も、陳情書ごとに一つ一つ別な根拠をまとめて、添付していく予定です。
発掘調査の実現の前に、説の認知度の向上が先決であると痛感しています。
もしこのプロジェクトにご賛同して頂けるようでしたら、まずはYouTubeの「チャンネル登録」をして頂けると幸いです。
現在は、チャンネル登録者数を、30,000人にまで増やす事を目標にしています。
プロジェクトは最初から後ろ向きの発進になってしまいましたが、こういう事もよくある話ですので、気にせず地道に続けて行きます。
今後とも、よろしくお願い致します。